デザインを新しくする前に、確かめたほうが早いことがあります。
サイトからの問い合わせが増えないとき、多くの会社がまずリニューアルを検討します。ただ、作り直しても結果が変わらないことは珍しくありません。原因がデザインではなく、その手前にあるからです。ここでは、私たちが最初に確認している5つの観点を書きます。
1. そもそも人は来ているか
月間のセッション数が二桁であれば、問題はサイトの中身ではなく流入です。この状態で文言やデザインを直しても、変化を判断できるだけの母数がありません。まず検索・広告・SNSのどこから人を連れてくるかを決めるのが先になります。
2. どのページで離脱しているか
アクセス解析で、離脱の起きているページを特定します。トップで止まっているのか、サービスページまでは読まれているのか、フォームの手前まで来て消えているのか。止まっている場所によって、打ち手はまったく変わります。
3. 「自分向けだ」と分かる言葉があるか
よくあるのが、会社としては正しいけれど、読み手が自分のことだと気づけない文章になっているケースです。「幅広い業種に対応」より「従業員30名前後の製造業から多くご相談をいただきます」のほうが、届く相手には強く届きます。
4. フォームの項目が多すぎないか
入力項目は、増えるほど途中でやめる人が増えます。営業がすぐ使う項目だけを残し、あとはヒアリングで聞く。フォームで全部を聞き切ろうとしないほうが、結果として得られる情報は増えます。
5. 何をもって成功とするかが決まっているか
いちばん見落とされるのがここです。問い合わせ件数を増やすのは比較的簡単ですが、そこで増えるのが受注につながらない相談であることもあります。受注につながった問い合わせが何件だったかを追える状態にしてから、改善を始めてください。
まとめ
直すべき場所は、たいてい数字が教えてくれます。作り直す前に、いまのサイトがどこで止まっているのかを確かめる。それだけで、かける費用も変わってきます。